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診療科案内 Specialty guidance 診療科案内Specialty guidance

脳神経外科

特徴:

 当科は、これまでも、救急科や神経内科など他科との協力の下、土浦、石岡のみならず鹿行地域を視野に入れた地域基幹病院として脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)、頭部外傷・重症多発外傷の高度救急医療を行ってきました。これに加え、このたびの移転による新病院開設に伴い、ますます充実した、広域にわたる人に優しい総合医療が展開できるようになりました。また、土浦厚生病院の協力の下、てんかんセンターを運営し、地域の病院・診療所との連携による治療の効率化をめざしています。

 当院のさらなる特徴としては、総合病院、がん診療連携拠点病院、救命救急センター、総合母子医療センター、小児救急医療拠点病院、第三次てんかんセンターの一部門として、他科との緊密な連携のもと、転移性脳腫瘍や多発外傷、周産期疾患や新生児・小児疾患も積極的に対応していることが挙げられます。特に、当院の産婦人科、新生児・ 小児科は県内でもトップのレベルにあり、若年女性や小児の様々な疾患に対して昼夜を問わず迅速に対応が可能です。また、脳神経外科病棟は神経内科、整形外科と同一フロアーとなっており、他に類を見ない緊密な脳卒中診療、外傷、脊椎脊髄疾患などのチーム医療が可能です。

 普段の診療に於いては、脳血管障害(脳動脈瘤、脳動静脈奇形、慢性虚血のバイパス術など)、脳腫瘍(広範囲頭蓋底外科を含む)、脊椎脊髄腫瘍(整形外科との 協力)、機能外科(三叉神経痛・片側顔面けいれん・てんかんなど)、小児脳神経外科疾患(先天奇形、水頭症など)と多岐に亘る脳神経外科疾患に対して専門的診療を行っています。

 現在の脳神経外科の主な手術手段として、顕微鏡手術、脳血管内手術、神経内視鏡手術があります。当院ではこれら全てに常に対応すべく、学会認定医やスタッフ、および設備を備えており、個々の患者さんの御要望や併存症に応じて、根治性の高い手術や、身体への負担の小さい手術(低侵襲手術)を選択することが可能です。また、超高度な手術や稀で重篤な疾患に際しては、必要に応じてその道のエキスパートを招聘して、一緒に診療・手術に当たっています。

診療設備・機器:

 脳神経外科の手術室にはMRIが設置され、術中ナビゲーションシステムとともにより安全で正確な治療ができるようになりました。また、CTと血管撮影装置の両方を設置したスーパーハイブリッド手術室も併設しています。術中ナビゲーションシステム、脳神経モニタリング(SEP、MEP、NIM Responseなど)、蛍光血管撮影、術中迅速病理診断などの支援手段も駆使した治療が可能です。

 また、放射線科にはIMRT(強度変調放射線治療)も導入され、定位放射線治療も積極的に導入しています。

 病棟としては一般 ICU、救急 ICU、循環器系 ICU(CCU)、脳卒中のためのSCU、新生児ICU(NICU)、小児ICU(PICU)と多岐にわたる集中治療室が設置されています。また、神経センター(脳神経外科、神経内科病棟)には重症個室も完備されています。

教育・研究:

 2021年度から脳神経外科専門研修プログラムの基幹施設に認定されました。これまで以上に、大学病院との診療・研究協力や学会活動、院内カンファランスなどを蜜に行い、スタッフ各々の精進も重ねて参ります。AMEDや臨床治験を含めた全国規模の研究に対しても積極的に参加しております。

てんかんセンター:

 当院では終夜ビデオ脳波、てんかん外科(深部電極留置術、軟膜下皮質多切術(MST)、焦点切除、脳梁離断、迷走神経刺激装置植え込み術。いずれも手術実績あり)などに積極的に取り組んでいます。特に、小児科には小児神経の専門医が4人在籍しております。てんかんでお困りの方は安心してご来院ください。

脳卒中センター、神経センター:

 先ほども記載しましたが、脳神経外科病棟は神経内科と境無く繋がり、神経センター病棟として機能しています。脳卒中、脳腫瘍、変性疾患など多岐に亘る神経疾患を神経内科と共に、毎週の定期的なカンファレンスに加えて、共同で脳卒中当直をしている関係から、日々、密に連携をとりながら診療に当たっています。これにより、互いの疾患の治療が、迅速に、かつより高度にできる体制を敷いています。

 脳卒中相談窓口を、患者サポートセンター内に開設しております。

8階病棟(脳外科、神経内科、整形外科、麻酔科)平面図はこちら

日本脳神経外科学会データベース研究事業(JND)へのご協力について

「ウェアラブルてんかんモニタリングデバイス開発に関する研究」へのご協力のお願い

2001年1月から2021年3月までのあいだに、てんかんの治療のために当院を受診され、長時間ビデオ脳波検査を受けた患者さんへ

脳卒中患者に対する口腔機能管理が及ぼす効果の検証について

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